介護施設にご入居されるとのことで、ご自宅の茶道具を買い取らせて頂きました。
裏千家の井口海仙宗匠の竹一重切花入れです。 シミ竹の大変景色の良い花入れでした。
この他にもお茶碗や棗、香合等、58点のお茶道具をお譲り頂けました。
全てのお道具をお手入れさせて頂き、お道具の思い出と共に次世代の方々にリユース致します。
井口海仙
明治33年 裏千家十三代家元、円能斎宗匠の三男として京都に生まれる。本名は三郎。
同志社普通部を卒業後、大正11年【茶道月報】を主催。兄・裏千家十四代家元淡々斎の補佐役として活躍しました。
今日庵理事、淡交会専務理事を務め、大正、昭和の茶道界の発展に貢献され、文壇や演劇界等に多彩な交流を持ちました。
この花入れは徳島のお客様の元へ大事に受け継がれました。